見えないちから 見えるかたち

遺伝資源を通して未来を拓く

  • Research and Development
    01

    ABS関連

    世界に眠る遺伝資源で広がる未来

    02

    受託解析

    解析の新時代へ世界をとらえる鍵となる

    03

    受託分析・検査

    最先端の分析力であなたの研究を新次元へ導く

    about

    研究開発本部

    遺伝資源ビジネス

    私たちは、2015年度より研究開発からの事業化を目指し、「生物遺伝資源(主に植物遺伝資源)ビジネス」に取り組んでいます。また、2024年には、最先端の研究設備を導入したラボも完成し、研究を加速しています。

    Research and Development

    世界には、未知・既知を含め、可能性を秘めた遺伝資源が多く眠っています。また、このような遺伝資源を保有している国々には、限られた地域やコミュニティで伝統的に使用されているものの科学的根拠に乏しい植物やそれに関する情報が多く存在します。

    私たちはこれまでに、資源保有(パートナー)国として豊かな自然環境を有し、多様で貴重な植物遺伝資源が眠るアルゼンチンおよびインドネシアと共同研究をスタートし、植物遺伝資源の探索・収集を行うと共に私たちが保有する最先端の研究設備を駆使して、新たな機能性や成分を見出し、機能性食品や化粧品、トイレタリー、医薬品の開発に向けた研究を進めています。本共同研究では、パートナー国の権利を保護しつつ、資源提供によって得られた利益を公正かつ衡平に配分(ABS:Access and Benefit Sharing)することで、パートナー国が抱える社会課題の解決や遺伝資源の持続可能な利用の実現を目指しています。

    私たちが考えるABS

    私たちは、生物多様性条約(CBD)および名古屋議定書を遵守し、遺伝資源を公正かつ適切に扱っています。遺伝資源のアクセスと取得に関する搾取や一方的な買収を行わず、パートナー国の法制度と国際的な枠組み、権利を誠実に尊重しています。透明性があり、信頼に基づく国際連携を築くことで、国境を越えて未来につながる遺伝資源の活用を推進していきます。ABSの原則に基づいた取り組みを通じて、国際社会から信頼される企業であり続けることを目指しています。

    これらの取り組みは、事業の推進と社会課題の解決を両立させるものであり、私たちが展開する他の事業とも共通する理念に基づいています。

    HiABSについて

    q

    ABSの手続きができていないとどうなりますか?

    a

    資源保有(パートナー)国の法律により罰則を受ける可能性があります。また、法律が整備されていない場合でも、NGOによる風評被害や不買運動、論文・特許の取り下げなど個人としても日本国としても大きなリスクを生じる恐れがあります。弊社では、各状況に応じたサポートを行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

    受託解析について

    q

    一般的多変量解析と何が違うのですか?

    a

    弊社の解析法HIGOMARI®は、一般的に使用されている解析手法に対して、偽陽性要素の除外(FPO)および偽陰性要素の採用(FNI)の2つの解析ステップを追加することで、一見関係性があるように見えるけれども実は関係性のない要素を除きつつ、従来の解析法では見逃していた有望な要素を新たに取り出します。これにより、より精度の高いグルーピングが可能になりました。

    受託分析・検査について

    q

    どのような分析ができますか?

    a

    GC-MSを用いた香気・臭気などの揮発成分の定性分析、およびLC-MSを用いた定性分析、定量分析が可能です。高性能のMS(Orbitrap)による高分解能質量測定のため、高い精度で含有成分の分子式の特定が可能となります。
    現在CBD製品の検査サービスを来春開始に向けて準備中です。