HiABSについて
ABSとは何ですか?
ABSとは、「遺伝資源の利用から生ずる利益の公正で衡平な配分(ABS: Access and benefit
sharing)」であり、生物多様性条約の目的の一つです。資源保有(パートナー)国の遺伝資源から得た利益を独占することを禁じ、資源保有(パートナー)国と事前の契約をもって公正で衡平な利益分配を行うことが必要となります。
詳しくは「ABSについて」をご覧ください。
ABSの手続きができていないとどうなりますか?
資源保有(パートナー)国の法律により罰則を受ける可能性があります。また、法律が整備されていない場合でも、NGOによる風評被害や不買運動、論文・特許の取り下げなど個人としても日本国としても大きなリスクを生じる恐れがあります。弊社では、各状況に応じたサポートを行っておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
アルゼンチンとインドネシア以外の国の植物遺伝資源も利用できますか?
現在はアルゼンチンとインドネシアの2ヶ国のみですが、今後さらに多くの国との契約締結を目指して取り組んでおります。
サンプルリストには何種類の植物が載っていますか?
年間300種を目標に、随時更新されたサンプル情報を掲載しております。
サンプルリストにない植物をリクエストできますか?その場合、どのくらいで入手できますか?
リクエストは可能です。但し、入手については、季節や資源保有(パートナー)国の状況により異なりますが、早くても2〜3年かかる見込みです。詳細は個別にご案内いたします。
ABS相談はどのように依頼すればいいですか?
「お問い合わせフォーム」をご記入いただき、ご送信ください。折り返しご連絡いたします。夜間、土日祝日等の休日にいただくお問い合わせについては、翌営業日以降に対応いたします。
相談した内容が外部に漏れることはありませんか?情報漏洩が心配です。
約款に記載の通り、機密保持についてはお客様が問い合わせ頂いた時点で適応となりますので、ご安心下さい。尚、個別にNDAを締結したい場合もご対応いたしますのでご相談下さい。
日本国外からでもセミナーの依頼は可能ですか?
海外からのご依頼も可能です。ただし、セミナーはオンライン形式のみでの開催となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。日時については柔軟に調整させていただきますので、ご希望をお知らせください。
セミナーの受講対象者に制限はありますか?
特に制限は設けておりません。企業、研究機関、教育機関など、幅広い分野の方々にご参加いただけます。
長期的なコンサルティングにも対応していただけますか?
長期的なコンサルティングにも対応しております。お客様の状況やご希望に応じて、段階的にサポート内容を組み立てながら進めてまいります。例えば、以下のような対応が可能です。
ご要望に応じて、可能な限り柔軟にサポートをいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
- 定期的なミーティングや進捗の共有
- ABS契約や関連書類の作成支援
- 提供国とのやり取りや交渉のサポート
- 必要に応じた海外渡航の同行や現地対応
受託解析について
多変量解析とは何ですか?
多変量解析とは、多くの情報の特徴を要約する手法の総称です。情報の要約により、分かりやすく説明できることが期待されます。様々な多変量解析法の中で、目的(可視化や予測など)、情報の質と量、リファレンス用の情報の有無などによってふさわしい手法が選定されます。HIGOMARI®は、クラスタリング(複数のデータに含まれる要素を、特定のルールに基づいた分類)と特徴選択(複数のデータに含まれる要素のうち、意味のある要素のみの選択)に用いられます。
一般的多変量解析と何が違うのですか?
弊社の解析法HIGOMARI®は、一般的に使用されている解析手法に対して、偽陽性要素の除外(FPO)および偽陰性要素の採用(FNI)の2つの解析ステップを追加することで、一見関係性があるように見えるけれども実は関係性のない要素を除きつつ、従来の解析法では見逃していた有望な要素を新たに取り出します。これにより、より精度の高いグルーピングが可能になりました。
具体的にどのようなデータが多変量データに該当しますか?
多変量データは、複数のモノ(変数)を同時に(または同条件下で)観測したデータを指します。例えば、複数の地域における温度と湿度、空気質、UV指数などや、複数の食品から測定した各種栄養成分量、さらには複数の商品の月ごとの売上などが多変量データとして扱われます。
多変量解析「HIGOMARI®」について、詳しく説明して欲しい。
お気軽にご相談ください。担当者が丁寧にご説明いたします。
解析料金はどの程度かかりますか?
ご希望の解析内容によって異なりますので、お問い合わせください。
納品までにかかる時間は?
受注案件の込み具合によって異なりますが、データの受け取りから1ヶ月程度での納品を想定しています。
何が納品されますか?
解析データおよび報告書を電子データで納品します。
使い道のイメージができません。具体例があれば教えてください。
HIGOMARI®は、種々の評価系や計測器、分析機器、アンケートなどから得られたデータの一括解析に有効です。グルーピングしていく「要素」は被測定物のことを示し、例えばバイオサイエンスでは遺伝子と代謝物など、経済では企業の財務指標と株価など、生産設備の品質管理では平均故障間隔とタクトタイムなどが挙げられます。同じグループに集まる要素は、同様な特徴や有意な関係性を持つと解釈することで、様々な場面で役立ちます。我々の思いも寄らないところでも使い道は様々です。お客様がお持ちのデータに本解析が有用かどうかについてご興味があれば、お気軽にご相談ください。
解析できるデータはどのようなものですか?条件はありますか?
数値データであればどんなものでも解析可能です。観測条件さえ揃っていれば、種類や単位、スケールを問わず異質のデータも解析に利用可能です。なお、観測条件が多いほど有意な結果が得られます。本受託解析サービスでは6個以上の観測条件を必要とします(10個以上を推奨します)。
受託分析・検査について
どのような分析ができますか?
GC-MSを用いた香気・臭気などの揮発成分の定性分析、およびLC-MSを用いた定性分析、定量分析が可能です。高性能のMS(Orbitrap)による高分解能質量測定のため、高い精度で含有成分の分子式の特定が可能となります。
現在CBD製品の検査サービスを来春開始に向けて準備中です。
どのように依頼すればいいですか?
まずは「お問い合わせフォーム」にご記入いただき、ご送信ください。折り返しご連絡いたします。夜間、土日祝日等の休日にいただくお問い合わせについては、翌営業日以降にご連絡いたします。
分析料金はどのくらいかかりますか?
分析料金はご依頼の内容によって変わります。詳細をお聞きした上でお見積りを回答させていただきます。
試料はどの位の量が必要ですか?
分析させていただく試料の種類や分析の内容によって異なります。詳しくはご相談ください。
試料はどうやって送れば良いですか?
試料は、適した条件を保った上で、配送を依頼される企業のルールに従って送付いただきますようお願いいたします。試料到着日が弊社の営業日となるようお送りください。
なお営業時間は9:00
~ 12:00、13:00 ~ 17:00 (土日祝日、年末年始の休日を除く)です。
試料を送ってから分析結果を受け取るまで、どれくらいかかりますか?
分析する項目によって期間が異なります。お急ぎの場合はご相談ください。
取扱いができない試料はありますか?
下記の試料に関してはお取り扱いできかねます。
- 血液、臓器、細胞組織等の臨床検体
- 抗うつ薬、抗不安薬、睡眠導入剤(睡眠薬)等の向精神薬
- 麻薬、覚せい剤等の薬物
- 感染性のあるウイルスまたは菌
- 爆発物およびその原料
- 有毒ガスおよび有毒ガスを発生するもの
- 水銀、クロム、セレン等の重金属
- 放射性物質
- CBD が定める ABS ルールに則らず国内導入された海外遺伝資源
分析が終わったら試料は返してもらえますか?
特にご希望がない限り、基本的にはご返却いたしません。ご返却のご希望がありましたら、ご依頼時にお申し付けください。試料が輸送に制限のある危険物等の場合は、別途ご相談ください。また、分析終了後時間が経ちますと、ご返却のご希望に添えない場合がございます。
料金はどのように支払いますか?
分析サービス料金が確定しましたら、ご請求書を分析報告書と合わせてオンラインストレージにアップロードいたします。記載の期日までに弊社指定の銀行口座へご入金をお願いいたします。
結果はどのように受け取るのですか?
報告書は、弊社指定のオンラインストレージにアップロードし、PDFデータとしてお渡しします。