HiABSとは
安心安全に取り
扱うことが出来る
海外の植物は
あるの?
まだ誰も知らない
未知の素材を
探したいけど…
海外の遺伝資源を
使って研究開発を
してみたい!
HiABSは可能性を秘めた遺伝資源を提供します
HiABS (Hirata international Access to Biodiversity Services)とは、海外の遺伝資源にフォーカスした研究開発支援サービスです。
国際的なルール(CBD、名古屋議定書など)や法的手続き(パートナー国の国内法)を遵守した上で、パートナー国とお客様、それぞれのニーズに応えながら、お客様に遺伝資源を提供いたします。
以下を重視し、遺伝資源の持続可能な利用と公平かつ衡平な利益分配の実現を目指しています。
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01
国際条約および各国の法制度に基づき、適切な手続きを行います。
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02
研究設備、ノウハウ等、パートナー国と利用可能なすべてのリソースを共有し、強固な協力体制を築きます。
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03
パートナー国が独立した研究開発能力を育むことを支援し、持続可能な遺伝資源の活用を通じて、生物多様性の保全に貢献することを目指します。
サービス紹介
お客様のニーズに応えながら、 遺伝資源を提供し、研究開発・商品開発を支援いたします。
サービスの流れ
- ※1 探索 : 野生種・地元のマーケット・シードバンク・オーナーからのサンプル収集
- ※2 サンプル : 研究用の材料
- ※3 野生種の栽培技術の確立と原料生産の検討
共同探索・研究
植物との出会いパートナー国に自生する有望な植物遺伝資源は、採集後、HiABSの枠組みを通じて日本へ持ち込まれます。弊社はパートナー国と連携し、これらの遺伝資源の評価を行い、将来的な商品開発の可能性を探ります。
お客様は、サンプルリストを閲覧し、植物サンプルおよびパートナー国からの情報を取得することができます。
お客様がサンプルを選定し、MTA等必要な契約手続きが完了次第、サンプルはお客様に送付されます。
研究を進める中で、製品化の可能性が見込まれる場合は、次へ進みます。
※契約に基づき、評価結果の一部は弊社を通じてパートナー国へ共有されます。
生産試験・商業化
可能性を形に弊社はパートナー国と連携し、お客様が選定した有望な植物についての検討および生産試験を実施します。生産試験にかかる期間は植物種によって異なります。
お客様は商品開発の過程で特許や各種認証を取得することが可能です。商品化が決定し、原料の量産体制が整い次第、次へ進みます。
※特許を取得する場合は、事前にパートナー国との協議が必要です。
原料生産・商品販売
製品として届ける弊社はパートナー国と連携し、原料の品質管理を徹底するとともに、お客様のニーズに応じた原料の生産拡大に取り組みます。
お客様は、開発した商品の販売を進めることが出来ます。商品開発によって得られた利益は弊社を通じてパートナー国へ公正かつ衡平に配分いたします。
HiABS 紹介動画
HiABSについての紹介動画をYoutubeに公開しています。
英語版はこちらからご覧いただけます。
International Goalsへの取り組み
HiABSを核としたABS関連サービスを通じて、
持続可能な社会の実現と国際目標の達成(国際的な課題解決)に向けて取り組んでいます。
経団連生物多様性イニシアチブに参画しています。
「昆明・モントリオール生物多様性枠組」に沿ったHiABSの活動
昆明・モントリオール生物多様性枠組とは、2020年までの国際目標であった「愛知目標」(生物多様性の損失を止めるために生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で設定された20の個別目標)を引き継ぎ、2022年12月にCOP15で採択された生物多様性に関する新たな世界目標です。昆明・モントリオール生物多様性枠組みの23のターゲットのうち、6つのターゲットに沿った活動を行っています。
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5 生物採取の適正化
HiABSは、持続可能で安全かつ合法的な遺伝資源の農業利用を推進し、遺伝資源の適正な採取と活用を目指します。
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9 野生種の持続可能な利用
HiABSのサービスによって遺伝資源の農業化が促進されるため、パートナー国における遺伝資源の持続可能な利用に寄与します。
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13 遺伝資源への
アクセスと利益配分(ABS)HiABSの活動は、ABSの概念に基づいています。
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14 生物多様性の主流化
パートナー国での第一次産業の育成を通じて、地域に新たな雇用を生み出します。関連するコミュニティには、利益を公平に分かち合える持続可能な仕組みが整えられています。
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20 能力構築、技術移転
HiABSの枠組みには、パートナー国における探索、サンプル収集、評価に対する支援と技術的な指導が含まれています。
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21 知識へのアクセス強化
評価データの一部はパートナー国と共有されます。
パートナー国
現在、地球上には、約35万種の植物が知られており、さらに約7万種の植物が未発見であると推定されています。
これらの未発見種の多くは、赤道付近の熱帯地域、特に中南米やインドネシア等の「植物多様性のダークスポット※」と呼ばれる地域に集中していると考えられています。
弊社は、アルゼンチンおよびインドネシアの2か国と、植物遺伝資源に関する共同研究契約を締結しています。対等な関係に基づき、これらの国々をパートナー国と呼んでいます。
いずれの国も豊かな自然環境を有し、多様で貴重な植物遺伝資源が眠る地域です。
これらの資源を活用することで、商品開発に新たな可能性が広がります。
※ 「植物多様性のダークスポット」とは、地理的・分類学的データが不足しているために、科学者が生物多様性についてまだ確認できていない地域のことを言う。
植物サンプル
世界に眠る植物は、単なる素材ではありません。それぞれが独自の特性や背景を持っており、研究を通じてその価値が明らかになります。
HiABSでは、そうした可能性を秘めた植物も取り扱っています。植物サンプル情報ページでは、どのような植物がどんな魅力を持っているのか、その一例をご紹介しています。
世界に眠る植物は、単なる素材ではありません。それぞれが独自の特性や背景を持っており、研究を通じてその価値が明らかになります。
サンプルのお届けから使用まで
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1
HPに記載もしくは植物サンプルリストからご希望の植物サンプルをお選びください。
弊社からお見積書を送付いたします。 -
2
お客様と弊社間でMTA(Material Transfer Agreement)の締結
※資源保有国に使用する植物、研究内容を通知致します。
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3
弊社から植物サンプルを出荷いたします。
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4
サンプル受領後、記載の期日までに弊社指定の銀行口座へご入金をお願いいたします。
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5
お客様の施設で研究
※研究終了後、報告書を弊社に提出をお願い致します。また、植物サンプルが残った場合は、返却もしくは廃棄をお願い致します。